どのくらいの交際期間といいますと約9ヶ月ぐらいでした。事件は彼女と付き合ってちょうど半年したときでした。なんだかいつもと違う違和感を覚えたのです。普段の何気ない会話の中に、なぜか1つのワードだけが非常に引っかかってくるのです。それが「先輩」と言う言葉でした。


 浮気に気が付いたきっかけと言うのはその「先輩」という言葉だけだったのですが、女の子って興味があったり、意識がそっちにいっていると無意識のうちに口からその人に関する言葉が出てくるのです。私はその先輩に会ったことがないので、名前を聞いてもどんな人かもわかりません。だから彼女も「先輩」という言葉を使ったのでしょう。

 具体的な体験談としては、彼女が偶然先輩にあったということ、その先輩は高校の時に同じクラブにいたということ、久しぶりに会ったのでそのクラブの事について話が盛り上がったこと、でした。でもそれだけだったら何ら気に留めないところなのですが、実はその後も何度か会っていたようなのです。そしてさらに2ヶ月ほど過ぎるとあれほど気になっていた「先輩」と言うキーワードが気にならなくなりました。カノジョがそのコトバを言わなくなったからです。

 ところが先輩と言う言葉を使わなくなってきたのが末期症状だったということは、別れてから気づいたのです。

 その後の交際関係についてはもちろん破局となりました。つまり彼女が先輩という言葉を言わなくなったのは、私と別れてその人と付き合いたいという意識が強くなってきたからなのです。私と会うよりもその先輩と会うほうが楽しくなってきたということと、男女の深い関係になってしまっていたというのが最終的な破局という結論となってしまいました。

 教訓として感じた事はいつもと違う違和感を覚えた時はそれが何か特定しなければならないということ、そしてそれが異性関係である場合はしっかりと誰かを特定しなければならないということ、それと同時に自分自身をもう一度反省し見つめ直すようにしなければいけないということです。同じような経験は何度もしたくないですものね。